黒木のチラシ配り

今⽇紹介するロケ地は、パート4で茜が壊したお店のツボの代⾦3万円を弁償するため、⿊⽊がチラシ配りのアルバイトをするシーン。
そう、⿊⽊は中学2年⽣なのにお店の⼈に⾼校⽣と偽ってバイトを始めるのです。
さて、無事に3万円分のアルバイトができるのか︕︖

まず黒木が行ったのはこちらのマンション。
ドラマでは写真左側のらせん階段を上って各部屋のポストにチラシを配っていました。
ロケでは2階の廊下が使われましたが、勝手に入るわけにはいかないので撮影は外観のみに留めておきます。
2002年の放送当時とほとんど変わっていませんでした。

ドラマに出てきたマンション
(名古屋市千種区、2022年5月撮影)

このマンションでチラシをひと通り配った黒木は次なる建物へ向かいます。
おそらく下の写真に写っている団地に行くという設定だと思いますが、ドラマでは団地前の道路を走るシーンのみ登場しました。

黒木が走っていた道路
(名古屋市千種区、2019年3月撮影)

初めに登場したマンションから数百メートル離れた場所にそのロケ地はありました。
この場所も当時と変わっておらず、黒木が走って行く姿が目に浮かびました。

ちなみに、同じ道路が新キッズ・ウォー2でも登場しました。
実はこの場所を探し出すことができたのも新キッズ2を見ていたからなのです。
新キッズ2に登場した中学校の近くにこの団地があるという情報を別の方のブログで入手し、Google Mapsで探した結果見つけたというわけです。
そのブログの管理人さんに感謝です!

チラシ配りはまだまだ続きます。
急な坂を息を切らしながら走る黒木。
その坂道がこちらです。

黒木が上っていた急坂
(名古屋市千種区、2019年3月撮影)

写真を見てもかなりの勾配であることが分かると思います。
ドラマと同じように坂の下から走って登ってみましたが、結構キツいです。
道路左側の家は建て替えが進み、このロケ地で黒木がチラシを入れた2軒の家のうち1軒はなくなっていました。

別の日、茜が良太と下校途中にバイト中の黒木を見かけます。
ロケ地となったのは名古屋市東区。
先ほど出てきたマンションや団地とは離れた所にあります。

茜と良太が黒木を見かけた場所
(名古屋市東区、2019年9月撮影)

バイトをしている理由を茜が尋ねると「ちょっと金が必要なことがあって・・・」と答える黒木。
茜は、自分が壊したツボの代金を弁償するために黒木がバイトしていることをこの時点では全く知りませんでした。

さて、この次がチラシ配りの「最後」のロケ地です。
なぜ、ここが「最後」なのかというと・・・。
アルバイトの現場を倉田先生に目撃されてしまったからです!

まず、黒木が駆け上がっていた坂がこちら。
千種区はとにかくこのような急坂が各所にあります。

黒木が上っていた急坂
(名古屋市千種区、2019年3月撮影)

「この辺りに住んでいる人は足腰が強いんだろうな~。」と思いながらロケ地となった坂道を上ります。
ちなみに、黒木がチラシを入れていたのは上の写真左側なる工事中の家(車が止まっている場所)です。
ポストにチラシを入れた後、黒木は交差点の手前でつまづき、チラシを落としてしまいます。

チラシを落とした場所
(名古屋市千種区、2019年3月撮影)

そして、不運にも倉田先生が通りかかってしまいます。
落としたチラシを拾い上げた倉田先生は「アルバイトやってるのか?」と黒木に聞きます。
「はい、そうです。」なんて口が裂けても言えません。
チラシをかき集めながら「違います」と答える黒木。
しかし次の日、倉田先生からお店に連絡が行き、黒木のアルバイトはバレてしまいました。

今回紹介したロケ地に急坂が出てきたのは、黒木が必死にアルバイトをしている感じを出すためだったのではないかと思います。
平地を走るより坂道の方が、アルバイトの大変さが視聴者にも伝わりやすいですからね。

名古屋市の東側に行くと今回紹介したような急坂があちこちにあります。
住宅街のロケ地巡りで大変なのは、坂道を上り下りすることよりも駐車場の確保です。
事前に周辺のコインパーキングの候補をいくつか見つけた上で出かけますが、住宅街の駐車場は1か所当たりの収容台数が少ないことがよくあるので、満車になっていないかどうかドキドキしながらロケ地に向かうことも少なくありません。

現地に行ってみて、ドラマのワンシーンはもちろんのこと、制作スタッフが重い機材を運びながらこの坂を上ったことを想像しました。
実際の坂道を歩いて通ってみたからこそ想像できたことです。
もちろん、住宅街ですのでご迷惑にならないように私も撮影を行いました。