この記事では「翼」に焦点を当てたいと思います!
パート2から登場して茜の恋のお相手役になった翼。
茜&翼がくっついたり離れたりするところが探索隊長は結構好きです。
翼は茜のためにダッシュし、茜も翼のためにダッシュするシーンもありましたね。
キッズ・ウォーに出てくる男子キャラの人気上位に入ること間違いなしな翼ですが、「翼」という名前になっていなかったかもしれないんです。
それが分かるのが、パート2放送前の2000年3月15日の中日新聞夕刊。
「母子出演に応募2千5百組 CBCドラマ『キッズ・ウォー』続編」という見出しの記事にこんな文章が。
「五月二十九日から全国ネットで放送される続編は今井大介(川野太郎)・春子(生稲)夫妻の間に娘翼ちゃんが生まれる。」
この文章からもわかるとおり、放送前の段階では今井家に生まれる子の名前は「真理」ではなく「翼」になる予定でした。
そうすると、茜の恋の相手役として登場した翼は製作段階では別の名前になっていたということですね。
他の記事も探してみましたが、紺野翼は当初どんな名前になる予定だったのかを見つけることはできませんでした。
記事の見出しからもわかる通り、パート2に登場する親子のオーディションには相当な親子応募があったようです。
8組くらいの親子を選ぶのに対して、応募数は2562組とのこと!
お茶の間で結構見られてたドラマへの出演と言うこともあって、お母さんたちもやる気満々だったはず。
オーディションに受かれば「私とうちの子、キッズ・ウォーに出るのよぉ~」とママ友に自慢できたかもしれません。
なお、オーディションのお知らせも中日新聞に掲載されており、それが2000年2月9日の記事。
「パート2で友恵がやっている英才教育スクールの生徒役として出演する赤ちゃんとお母さんを募集する」という内容です。
英才教育スクールをストーリーに組み込むのは当初から決まっていたようです。
ちなみに下の画像は、パート2の英才教育スクールの外観として使われた建物です。
ドラマでよく出てきた名古屋市北区の大曽根商店街のすぐ近くにあります。
スクールの外観として使われた建物
(名古屋市北区、2019年3月撮影)
そして、オーディションで最終的に選ばれたのは35組。
(キッズ・ウォー2の公式サイトでは33組と公表されています。)
当日の赤ちゃんの体調で収録に来られなくなることも考えて、予定より多く選んだのでしょう。
応募したもののオーディションで落選してしまった親子は、オープニングに週替わりで写真が登場しました。
パート2のオープニングをよ~く見てみてください。
友恵の周りに出てくるお母さんと赤ちゃんの写真が毎週変わりますよ。
キッズ・ウォーを見ていた人のうち、大介と春子の間に生まれる子が「翼」って名前になる予定だったことをどれだけの人が知っていたのか、気になるところです。