今井健一を演じた小谷幸弘さんが2020年12月12日、twitterで「皆さん、都道府県どこですか?」と投稿したところ、「東京、岡山、青森、鳥取」など多くの返信が寄せられました。
一つ一つのコメントに返信する小谷さん。
とあるユーザーからはこんなコメントが。
「愛知です」
このメッセージに小谷さんは「思い入れある場所」と返信。
おそらく、「キッズ・ウォー」と関連付けて返信をしているものと思われます。
名古屋市を中心にロケが行われた「キッズ・ウォー」シリーズ。
特に、パート3(2001年)から冬スペシャル(2002年)にかけてのロケ地となった千種区の矢田川河川敷には多くの人がロケの見物に訪れたとみられます。
ロケ地となった矢田川河川敷
(名古屋市千種区、2020年10月撮影)
浩を演じた金澤匠さんは2019年11月、探索隊長のインタビューに協力いただき、番組収録での出来事や思い出を話してくださいました。
金澤さんによれば、多い時で300人ほどがロケを見に来ていたとのこと。
スタッフが見物客の対応に追われ、ロケができなくなったこともあったとか。
また、探索隊長が名古屋市内のロケ地の写真を見せると「行ってみたい」と、感慨深そうに話していたのが印象的でした。
ストーリーの舞台が練馬区から町田市に変わったパート5(2003年)では、名古屋市に加え、愛知県大府市でもロケが行われました。
ロケ地となった「しらは池」
(愛知県大府市、2020年10月撮影)
大府市でのロケを取材したMyojoの記事には、茜役の井上真央さんがファンからのサインの求めに応じる様子が掲載されていることから、同市においてもロケの見物人が一定数いたものと思われます。
さらに、井上さんは「キッズ」放送当時、横浜市内に住んでいましたが、複数メディアの取材において名古屋を「第二の故郷」と表現しています。
このようにキッズ・ウォー出演者にとって、名古屋は思い出の場所と考えられます。
「キッズ」がデビュー作となった人も少なくないでしょうし、「キッズ」出演がきっかけで人生が変わった人もいると思います。
現在も役者を続けている人、引退して別の道を歩んでいる人、誰もがキッズ・ウォーへの出演は演じた役にかかわらず思い出に残っていることでしょう。
今回の小谷さんのツイートについて、直接ご本人に取材をしたものではありませんが、小谷さんの中でも「キッズ・ウォー」は大きな思い出がある作品であると探索隊長は確信しています。