キッズ・ウォーで登場したロケ地は、この記事で紹介する「大曽根商店街」といってよいでしょう。
大曽根商店街はパート1 第12話で初めて登場し、その後もパート1のみならずパート2・3・4・冬スペシャルのロケ地として使われました。
これほど長い期間ロケ地になった場所はキッズ・ウォーシリーズの他のロケ地を見てもありません。
さて、ロケ地となった大曽根商店街の様子はどんなものなのか?
ドラマに登場した場所を中心に紹介したいと思います!
商店街の入口にあるオブジェです。
大曽根商店街は東西に伸びており、このオブジェがあるのは西側の入口です。
OZMALL(オズモール)とも呼ばれており、商店街の各所で「オズの魔法使い」のオブジェがを見ることができます。
「さっそく商店街に入ってみましょう!」と言いたいところですが、商店街西側にもロケ地があります。
それは、茜の尾行に気づいた里香たちが隠れたビル。
パート1 第20話のみに登場します。
当時とはビルの名称が変わっていますが、現在は「大曽根TYKビル」です。
すごくマニアックなロケ地ですが、写真を載せておきますね。
今度こそ商店街の中に入って行きましょう!
しばらく歩くと「ひまわり館」という建物が見えてきます。
この建物の前は時々ですが登場しました。
ドラマに出てくるのはこの建物より東側(大曽根駅方面)の区域が多いです。
建物の2階に上がる階段に取り付けられていた歯科医院の看板がドラマに映り込んでいましたが、その医院はもうなくなってしまいました。
さらに進むと見えてきたのは「武越」という、布団などを扱うお店です。
パート1 第40話で春子がこのお店でパートで働いていましたね。
茜、健一、里香、浩が春子と一緒になってお客さんを呼び込んでいるシーンがありました。
健一と浩が春子のことを始めて「お母さん」と呼んだのもこの場所でした。
「武越」の斜め向かいにあるのが「陶苑しばた」です。
パート4 第21話で、茜が自転車で転んでしまい、店頭にある3万円の壷を割ってしまったのはここのお店です。
壷を割ったのは茜ですが、茜は先を急いでいたのですぐにその場を離れました。
本来であれば壷を弁償するのは茜ですが、黒木は今井家の家計が大変で茜がお小遣いをもらえなくなってしまったのを気遣って、自分が3万円分のアルバイトをして弁償することにしました。
少し先へ進むと「スブニール」という洋菓子店が見えてきます。
冬スペシャルで黒木がバイトしていたお店です。
ドラマではお店の前で黒木が瓶が入った段ボールを落としてケガをしてしまいます。
2019年9月に商店街を訪問した時には、お店に入ってケーキを食べました。
普段は一人で行かないようなお店ですが、ドラマに登場したお店ということもあって利用してみました。(ドラマでは店内は登場しません。)
ココアとケーキのセットを注文し、次に行くロケ地の場所やその日の時間配分などを確認しながら美味しくいただきました!
ロケ地巡りの際はぜひ行ってみてください!
次に向かったのは「ドロシーの泉」です。
ドラマの中では里香がテレクラで電話した相手と会う時など、待ち合わせをするシーンでよく登場しました。
写真右側に写っているオブジェの前が待ち合わせポイントになっていましたね。
商店街のHPを見ると、イベントがここで行われることが多いようです。
探索隊長がロケ地巡りに訪れた時も何かのイベントの準備がされていました。
秋に行くとこの場所は蚊が多いのでご注意ください・・・。
ドロシーの泉を大曽根駅方面に進むと、「順天堂薬局」や「サンドイッチの朝日屋」があります。
この辺りはドラマでよく出てくるエリアです。
順天堂薬局は校長先生と友恵おばあちゃんが商店街で会う時にバックに映っていることがよくありました。
朝日屋のサンドイッチは大曽根商店街に来たらぜひ食べておきたい一品です。
定番のタマゴサンドやハムサンドはもちろん、フルーツサンドなど品ぞろえが充実しており、昔ながらのサンドイッチ屋さんの味がします。
キッズ・ウォーの世界で言うとツムラのサンドイッチを食べているような感じになれます。
ただし、ツムラのメニューにあるようなカツサンドやキムチマヨネーズサンドはありません(笑)
さあ!続いては健一が通っていたフリースクール「ひまわりの家」に行ってみましょう!
ひまわりの家は商店街のメインストリートではなく、細い路地に入ったところあります。
朝日屋の斜め向かいにこんな感じの路地がありますので、そこへ入って行きます。
そして、少し進んだところに「大曽根コミュニティ会館」が見えてきます。
看板がついているのですぐわかると思います。
その建物こそが「ひまわりの家」なんです!
ドラマでは2階に上がる階段にフリースクールの看板が取り付けられていましたね。
フリースクールの中のシーンはスタジオのセットですが、外観が見られるだけでもキッズ・ウォーファンにとってはうれしいものであると思います。
路地を抜けて国道沿いの歩道を大曽根駅方面に歩くと右手に見えてくるのは「大隈病院」です。
誰かが入院する時はたいていこの病院の外観が映ります。
ただし、冬スペシャルで中西(茜のお父さん)が入院したのは違う病院です。
パート3 第30話で茜が乗った救急車が入って行ったのは、このメインエントランスの右側です。
実際の大隈病院でもここが救急車の入口になっているようです。
パート4 第25話から26話にかけて茜が男子生徒に乱暴され、制服を破かれるシーンは写真奥に少しだけ映っている青いコンテナが置いてある場所で撮影されました。
また、メインエントランスを左に進むとこんな感じの場所があります。
ここも病院の敷地に入ることなく歩道から見える場所です。
ここは1度しか出てきませんが、パート3 第4話で良太が一平たちにお金を巻き上げられていた場所です。
病院に関係するシーン以外でも敷地内を撮影に使っているということは、病院側が撮影に協力的だったということが想像できます。
再び商店街のメインストリートに戻ります。
先ほど紹介した朝日屋を通り過ぎ、大曽根駅方面に進みます。
すると右手にはパート2 第44話で茜が翼の母親を探しに来た洋品店があります。
ドラマでは「ヴェルエール」でしたが、実際は「ボン・マルハチ」という名前です。
茜が翼の母親に声をかけたのはこの店の1階で、座って話していたのは2階のようです。
なお、このお店はドラマの中では「みなみやま」という町にある設定でした。
台本を見ていないので分かりませんが、「みなみやま」は「南山」と書かれていたかもしれません。
実際、「南山」は名古屋市昭和区にある地名で、茜がここにたどり着くまでに通っていた道は実際の南山でロケがされました。
いよいよ大曽根商店街のロケ地紹介も終盤に近付いてきました。
続いてはボン・マルハチの向かいにある建物(TOWN SPACE)です。
パート3で時々出てくる「みしまや」というおもちゃ屋はこの建物の1階にありましたが、今は移転しています。
この場所は先ほど紹介した大隈病院のちょうど裏にあたります。
1階にある通路を進むと大隈病院に行けるのですが、病院の駐輪場へ通り抜ける人が後を絶たないのか「通り抜け禁止」の表示がされています。
なお、通路もロケ地になりましたが通り抜け禁止ということで、商店街のメインストリートからのみの撮影となりました。
探索隊長が確認した限りでは以下のシーンでその通路が使われていました。
1.不良にボコボコにされた一平を翼が助けに来る(パート3 第25話)
2.由美ちゃんが万引きした品物を浩に渡す(パート3 第36話)
2.父親をナイフで刺してしまった黒木を茜が見つける(パート4 第30話、31話)
かなりマニアックなシーンですが、ロケ地の一つとして紹介しました!
いかがでしたか?
キッズ・ウォーシリーズでは、大曽根商店街の様々な場所がロケに使われました。
商店街の協力があってからこそ、商店街でのシーンがドラマに多く登場しました。
最後に商店街の写真をいくつか掲載し、この記事を締めくくりたいと思います。
<アクセス>
1.名鉄線森下駅(徒歩約6分)
2.JR線、名鉄線、名古屋市営地下鉄、名古屋ガイドウェイバス大曽根駅(徒歩約8分)
*2のアクセスの場合、商店街が大通りで分断されています。ご注意ください。