パート5では舞台が東京都練馬区から町田市に変わります。
そのため、出てくる公園も冬スペシャル以前で使用された場所とは全く異なります。
今回紹介する下山公園はパート5で頻繁に登場するロケ地の一つで、第1話~45話をとおして20回ほど出てきます。
パート5で登場するロケシーンの回数はおよそ100回で、そのうち5分の1がこの公園というわけです。
思いにふける、援交狩り、ケンカの場所などなど・・・。
劇中では色々なことがこの公園で起こりました。
それでは早速公園に入ってみましょう!
公園入口
(名古屋市瑞穂区、2020年10月撮影)
この公園は北側と南側で段違いになっている公園で、南側の方が低くなっています。
北側には遊具はなく設置されているのはベンチくらいです。
公園北側の様子
(名古屋市瑞穂区、2020年10月撮影)
北側はあまり登場しませんでしたが、第31話でしのぶちゃんに声をかけた男の人に浩が飛び蹴りを入れたのは上の写真の広場です。
写真奥の方に行くと「下山公園」と書かれた石碑があります。
下の写真の正面奥に映っているのがその石碑です。
石碑ではなくロケ地紹介のため、通り道の方をメインに映しています。
公園奥にある石碑とその前の道
(名古屋市瑞穂区、2018年10月撮影)
第21話では石碑の前で援交狩りをしている大山や古田達に茜が立ち向かうシーンがあります。
古田に木の枝で殴られそうになった茜は左側の縁石に足を引っかけ、転んでしまいます。
絶体絶命の茜のもとに駆け付けたのが、茜のお父さん(中西)です。
頼りにならないお父さんとして描かれることも少なくありませんが、いざという時には茜を助けるよき父親です。
かなり足が震えているようにも見えましたが(笑)
あと、北側の広場に下の写真にあるようなベンチがありますが、どのシーンで出てきたか分かりますか?
(ヒント:ドラマと近いアングルで撮影しました。)
南側の広場を見渡せるベンチ
(名古屋市瑞穂区、2021年11月撮影)
正解は、太陽学園を飛び出した文太が第35話で座っていたベンチです。
キッズ・ウォーを何度も見た人ならパッと思い浮かんだのではないでしょうか?
放送当時はこのベンチから南側の広場のみならず町の風景を遠くまで見渡せましたが、現在ではマンションや保健所などの建物が新しくできたため、そうはいかなくなりました。
さて、今度は南側の広場に行ってみましょう!
北側と南側とは公園内の階段を使って移動することができ、南側にはブランコ、滑り台、シーソー、砂場といった遊具があります。
階段上から見渡した公園南側
(名古屋市瑞穂区、2020年10月撮影)
南側入口から見た公園
(名古屋市瑞穂区、2020年10月撮影)
南側の広場の方がドラマに出てきた回数としては多いです。
例えば、第12話で学園を飛び出し遠くへ行こうとしていた浩と幸太郎がベンチに座っていたのはこの広場です。
また、パート5のオープニングでも登場しました。
羽根をつかんだ茜が夕日を見ていたのがここ下山公園です。
歌詞でいうと「夕立が地面を叩く」の部分から映る場所です。
繰り返しになりますが、建物ができた関係で公園から見える街並みが変わってしまい、オープニングと同じように夕日はもう見られなくなってしまったのが残念なところです。
もし、建物がなければ夕方の時間に公園に来てドラマと同じように夕日を撮影して見たかったのですが・・・。
ちなみに、この下山公園の名前がドラマでも出てきたことに気づきましたか?
それが第41話でのことです。
まず、職員室で・・・、
北村園長:
「下山公園でひったくり事件があったらしいんですが、現場のそばに武井の携帯電話が落ちていたそうなんです。」
その後、文太の部屋で・・・、
茜:
「文太・・・。あの、さっきさぁ・・・、下山公園で・・・」
そして、食堂でも・・・、
北村園長:
「(文太に)君、さっき下山公園の近くを通らなかったか?」
冬スペシャル以前のセリフで公園を指すときは、単に「公園」と言うことが多かったです。
具体的な公園名を言う場合でも「北公園」、「きたぞの公園」、「にじが丘公園」というように架空の公園名が使われていました。
ロケ地となった公園名をセリフに使うのはパート5 第41話でしかありません。
第41話を放送している頃にはロケがすでに終了しており、セリフに実際の公園名を使っても問題ないと判断されたのと思われます。
実際にドラマのセリフでも登場した下山公園。
公園から見える風景は変わってしまいましたが、まだまだドラマの雰囲気が感じられる公園です。
駅から少し離れていますが、ロケ地巡りの際はぜひ!
アクセス:
名古屋市営地下鉄 瑞穂運動場東駅(徒歩12分)
名古屋市営地下鉄 総合リハビリセンター駅(徒歩14分)