今回は畑のシーンの後に出てくる「あけぼの村自然体験館」を紹介します!
「あけぼの村」はドラマの中の架空の村で、長野県には実在しません。
さてさて、さっそく建物の外観からどうぞ。
自然体験館として使われた中条音楽堂
(長野市、2019年5月撮影)
はい!ドラマの放送当時そのままでした。
この建物は1978年に閉校した旧・日下野(くさがの)小学校の体育館を改装したもので、普段はコンサートホールとして使用されています。
(※)音楽堂は2022年3月末で閉館になりました。
残念ながらドラマに出てきた廃校の木造校舎はありませんでした・・・。
隣の校舎も残っていればよかったのですが、撮影の時点で既に築90年超えの校舎だったらしいです。
かなり古いので取り壊しも仕方ないですね・・・。
それにしても緑が多くていい風景です。
ロケ地の雰囲気だけでなく自然も楽しめるのが長野県ですね!
音楽堂前から校舎があった場所を見る(上)
校舎があった場所には石碑がある(下)
(長野市、2019年5月撮影)
次は、自然体験館の中での食事シーンで使われた場所です。
実際の建物ではホワイエのスペースです。
ここで茜は翼と再会します。
劇中のセリフから、翼は長野の須坂市に住んでいることが判明。
実際の長野市では、須坂から音楽堂まではかなり距離がありますが、あけぼの村は須坂市の近くにある設定なのだと思います。
残念ながら中には入れませんでしたが、窓越しに食堂として使われた場所を撮影。
音楽堂のホワイエの様子
(長野市、2019年5月撮影)
茜や一平たちが食事をしてるのが目に浮かびます。
でも夜に来たら絶対怖いと思います。
この建物の周りって街灯ないんですよ・・・。
夜のシーンの撮影とか絶対怖かったと思います。
別のロケ地に行ったあと、また戻ってきて夜の雰囲気も味わってみようとも考えましたがそんな勇気ありませんでした・・・。
そもそも、夜の山道の運転は危険ですから(←言い訳)。
ちなみに当時の新聞にはキッズのロケを取り上げた記事が掲載されていました。(一部抜粋)
校舎は、美術スタッフの⼿で破れたカーテンや、ほこりにまみれた理科室の標本などが仕⽴てられ、廃校らしい雰囲気に。
撮影は夜間にも行われ、出演者の一人、小谷幸弘君(16)は「⾃然に触れられるのはいい経験だけど、夜の校舎はとても空気が重くて・・・」と話していた。
(信濃毎日新聞 2002年5月15日朝刊16面より)
役では無敵の井上も、夜の撮影には「⾸つりとかあるんですよ。素でビビッてました」。
今回、事件で警察に疑われる健⼀役の⼩⾕幸弘は「すごく空気が重かった」と真顔で語った。
(中日新聞 2022年5月22日夕刊8面より)
ここでロケをしている時は、多くの報道陣が取材に来たようです。
夏スペシャルはパート3が高視聴率だったことから、そのご褒美として実現した企画とのこと。
撮影は限られたスケジュールの中で大変だったと思いますが、出演者たちはいつもの名古屋での撮影とは違い、合宿に似た気分も味わえたのではないでしょうか?
いつもの1話30分のストーリーとは違う楽しみが味わえる夏スペシャル。
引き続き他のロケ地レポートもご覧いただければと思います!