隊長:
さて、そろそろ次の場所に行きましょうか!
茜:
オーッス!
浩:
次は廃校の場所だよね!
隊長:
そうです。
夏SPのストーリーの要となる場所ですね。
里香:
実際に行けると思うと楽しみだわ。
健一:
隊長さん、ここからはどれくらいかかるんですか?
隊長:
そんなにかかりません。
10分もしませんよ。
茜:
よぉーし、行こうぜ!!
隊長:
到着です!
ここが夏SPで登場した「中条音楽堂」です。
茜:
うわぁ~!!
この感じ、なっつかしい~!
里香:
この雰囲気、当時のまんまだわ~。
隊長:
中には入れませんが、ガラス越しに中を見てみませんか?
茜:
もちろん!
浩:
中も当時と全然変わってない!
健一:
ここでみんなでカレーを食べましたよね。
隊長:
ここは小学校の体育館を改修して今は音楽堂として使われているんですよ。
茜:
一平や翼もここにいたよな~。
健一:
食事の時間に翼くんが現れたときはびっくりしましたよ。
里香:
茜ったら、紺野くんが来てうれしいってあの時顔に書いてあったわよ。
残念ながらキスはお預けだったようだけどね~。
浩:
茜、夜に翼とキスすればよかったのに。
茜:
あのな、オレは「青春は清く、正しく」がモットーなんだからな!
キスなんて100年早いんだ!
里香:
ねえ、隊長さん。
そういえば廃校が見当たらないけど・・・?
浩:
そうそう、僕も聞こうと思ってた。
隊長:
残念ながら廃校は取り壊されてしまったんですよ・・・。
浩:
そっか・・・。
健一:
なんだか少し寂しいですね・・・。
茜:
オレ達が前来た時点でかなり古かったからな~。
あれだけ古きゃ、無くなっててもおかしくないよな。
隊長:
ここにあった校舎は、旧日下野小学校のもので、1978年に閉校になりました。
茜ちゃんたちが以前来た時点で校舎は築90年を超えていたんですよ。
健一:
そう考えると、あの校舎が今でもそのまま残ってたら相当な老朽化で危険だったかもしれないですね
里香:
確かにそうよね。
私たちの思い出の場所は無くなっちゃったけど、安全を考えると仕方のないことだわ。
茜:
そう言えば、校舎の前でみんなで遊んでたよな~。
健一:
いつもと雰囲気が違って新鮮でしたね。
浩:
僕なんか翼とバドミントンしてて、羽根が当たって大騒動になったんだから。
隊長:
えっ!?
どういうことですか?
茜:
浩、そんなことあったっけ?
里香:
ちょっと茜、忘れたの!?
翼が打った羽根が浩の目に当たって、病院に連れて行かれて大変だったじゃない!
健一:
目が腫れたら大変だって大騒ぎになってましたよね。
茜:
あー、思い出した思い出した!
あの時のことか!
隊長:
まさかそんなことが起きていたなんて、全然知りませんでした。
健一:
まあ、浩の目が腫れなかったから何事もなかったんですけどね。
茜:
まったく、浩はいつもビックリさせてくれるぜ。
里香:
ところで隊長さん、この辺りのロケ地は他にあるの?
隊長:
これまでにご案内した場所以外にはないんですよ。
茜:
そうすると次はどこに行くんだ?
隊長:
次は信濃町の方へ行きます。
高速道路を使って行きますが、1時半くらいかかりますのでしばらくご辛抱いただければと・・・。
健一:
大丈夫ですよ。
みんなで車の中でおしゃべりしてれば、1時間半なんてあっという間ですよ。
浩:
信濃町かぁ、どんな所か楽しみだなぁ~。
隊長:
きっと次の場所も皆さんが感動するはずです。
狭い車内ですがゆっくりしてくださいね。
茜:
よぉーし、そしたら車の中でモノマネ大会しようぜ!
浩:
賛成~!
隊長:
みなさん、長らくお待たせしました。
「富士里牧場」に到着しました!
茜:
牧場って、めぐみさんがいた所?
隊長:
そうです!
皆さんがめぐみさんに牛の世話の仕方などを教えてもらっていた場所です!
・・・、健一君どうしたんですか?
健一:
ハハハハハハハハハッ!
茜:
健一、何さっきからひとりで笑ってんだ?
健一:
ハハハハハハハハハッ!
ヒヒヒヒヒヒヒッ!
浩:
笑いが全然止まってない・・・。
里香:
車の中で茜が「北の国から」に出てた田中邦衛のモノマネなんてするからよ。
茜:
だって、あれがオレの得意なモノマネなんだから、ネタとしてやったっていいじゃんか!
隊長:
私は運転中だったので声しか聞こえませんでしたが、本人に結構似てましたね(笑)
浩:
もう一回やって、もう一回!
茜:
それじゃぁ、リクエストにお応えして田中邦衛のモノマネをもう一度・・・。
隊長:
よっ、待ってました!
茜:
(「北の国から」の田中邦衛のモノマネで)
ってことであれかい?
牛のクソで電気を作るってのかい?
健一:
ヒャーーッハッハッハッハ!!
隊長:
やっぱり似てる似てる!
浩:
何度聞いても面白いね!!
里香:
ちょっと、あんたたちったら、いつまでもバカなことしてんじゃないわよ!
茜:
せっかく隊長さんも楽しんでんのに、お前はそうやって人の気分を害させるのが趣味か!?
里香:
ったく、どうしようもないんだから・・・。
隊長:
ある意味牧場にピッタリなモノマネですね(笑)
って、健一く~ん、笑いは収まりましたか?
健一:
ハハハッ、もう大丈夫ですよ(笑)
茜:
まだ少し、笑いが残ってるみたいだけど・・・。
何ならもう一回やってやろうか?
里香:
これ以上お兄ちゃんをおかしくさせないでよね!
隊長:
では、牧場の中に入ってみましょうか。
事前に牧場に連絡しておいたので、写真とかも撮って大丈夫ですよ。
健一:
どんな感じか楽しみになってきました!
浩:
早く中へ入ろう!
茜:
オーッ!
隊長:
いかがでしたか、久しぶりに来た感想は?
健一:
いやぁ~、久しぶりに来ると、改めて牧場の広さを感じましたね。
茜:
隊長さんに感謝だな!
サンキュー!
隊長:
いえいえ、せっかく皆さんをご案内するんですから、神社を出発する前に電話しておいたんですよ。
急なお願いでしたが快くOKしてくれました。
浩:
隊長さんって、仕事早いね!
里香:
そういえば、前来た時も結構涼しかったわよね。
健一:
なんてったって長野の高原ですからね。
東京や名古屋よりはるかに涼しいですよ。
朝なんか寒いくらいです。
茜:
めぐみさんに彼氏がいることを健一が知って唖然とする顔、結構好きだな。
隊長:
それってみんなが東京に戻る少し前のことですよね?
浩:
隊長さんっていつの出来事かパッと頭に浮かぶんだね!
隊長:
あのオチは結構面白かったですよ。
健一くんの顔が思い出されます(笑)
里香:
この牧場で酪農体験をまたしてみたいわね。
茜:
またいつかみんなで来ようぜ!
その時にはオレに子どもがいるかもしれないしな。
健一:
えっ?
里香:
まっ、結婚相手が見つかればの話だけどね!
茜:
何だぁ!?
お前はさっさと結婚して、その辺で井戸端会議のおばさんでもしてろ!
里香:
井戸端会議のおばさんとは何よ!
健一:
まあまあ、ここは仲良く仲良く。
浩:
隊長さん、次のロケ地は?
隊長:
次は畑に行きたいと思います!
茜:
それってオレと浩が「山に向かってオッス」ってやってた所のことか?
隊長:
その通りです、茜ちゃん。
あと、そこに行く途中にも1か所紹介したい場所があるので立ち寄りますね。
健一:
ロケ地巡りって常にワクワクしますよね。
茜:
なんだか思い出がどんどん蘇ってくるよな。
里香:
隊長さん、引き続きよろしくね。
隊長:
はい!お任せください!
第4話へつづく・・・