健一:
牧場から離れていくこの感じ、当時を思い出しますね。
隊長:
secret baseかけましょうか?
もっと雰囲気出ますよ!
茜:
おっ、いいねぇ~。
♪♪♪~~~♪♪♪
里香:
なんだかあの時に戻った気分になるわ。
浩:
僕、懐かしさで涙が出そう・・・。
茜:
浩、泣くなよ。
お前それでも男か?
隊長:
これからドラマに出てきた道と同じ道を通ります。
そろそろですね。
健一:
隊長さんってやっぱりキッズ・ウォーが好きなんだなって改めて感じます。
ドラマの出てきた場所を自分で探して現地に行っちゃうんですから。
隊長:
いえいえ、私より熱心なファンはたくさんいますよ。
私はロケ地を自分の目で見てみたくて、ロケ地を探して足を運んでいるだけですよ。
里香:
あっ、もしかしてこの辺りじゃない?
隊長:
そうです!
牧場から東京に向かうめぐみさんの車が通ったのがこの道路です。
茜:
こんなところよく見つけられたよなぁ。
隊長:
ドラマだと車が橋を渡るんですよ。
それで川が流れてる場所だなって思ったんです。
牧場の近くを流れる鳥居川にかかる橋を探したら、ここだったというわけです。
浩:
手がかりがないように見えるけど、ドラマをよ~く見ると結構見つかるんだね。
隊長:
Googleマップがなかったら、ロケ地なんて探せなかったと思います。
茜:
Googleマップ様々だな!
健一:
ですね!
里香:
ねぇ、次に行くって言ってた畑、今はどんな感じになってるのかしらね。
隊長:
へっへっへ、それはお楽しみに・・・。
健一:
もったいぶらないでくださいよ~。
茜:
きっと当時と同じ風景が見られるよ。
隊長:
到着しました!
ここが夏SPの冒頭で登場した畑です。
浩:
あそこに見える山、覚えてる!
里香:
この辺りはあの時とほとんど変わってないわね。
健一:
行く所行く所が僕たちの故郷のように感じます。
茜:
オーーッス!!
健一:
ちょっ、ちょっと茜!
こんなところで突然大声出さないでくださいよ!
隊長:
もしかして、ドラマの再現ですね!
茜ちゃんのオッスはいつ聞いても響きがいいですね~。
茜:
おい、浩。そんなところに突っ立ってないでやるぞ。
オーーッス!
浩:
オーッス・・・。
茜:
声が小さい!
あの山に届くように!
オーーッス!!
浩:
オーーッス!
里香:
あんたねぇ、こんなとこに来てまでバカなことすんのよしなさいよね~。
茜:
うるせぇ!
お前こそこの空気のいいとこで公害を振りまくな!
里香:
公害とは何よ、公害とは!
健一:
まあまあ、ケンカはよしましょう。
仲良く仲良く。
隊長:
何だか夏SPのセリフがほとんどそのまま出てきましたね!
茜:
えっ?
オレたちそんな風に言ってたか?
隊長:
はい!
まるで撮影現場を見ているかのようでした。
浩:
身体と口が勝手に動いたのかもね。
健一:
何年経ってもあの時のことを忘れることなんて絶対ないですよ。
茜:
そうだよな。
オレも絶対忘れないさ。
里香:
隊長さん、連れて来てくれてありがとう。
隊長:
いえいえ、それにまだ1日目ですよ。
まだまだみなさんにお見せするロケ地はたくさんあるんですから。
ちなみに、次のロケ地を見たら宿に向かいたいと思います。
茜:
次のロケ地って?
隊長:
野尻湖です。
皆さんが大介さんたちに会った場所です。
茜:
よし、早く行こうぜ!!
健一・里香・浩・隊長:
オーッ!!
里香:
うわぁ~、いい景色ね~。
健一:
緑に囲まれていて何だかホッとします。
隊長:
ここが皆さんが訪れた野尻湖です。
この場所で春子さん、大介さん、真理、おばあちゃんと合流していましたね。
浩:
改めて来てみると結構大きい湖だね。
茜:
ボートに乗ったら気持ちいいだろうな~。
隊長:
翼くんも一緒にこの湖に来ていましたね。
健一:
茜ったら、翼くんと一緒だといいなとか一瞬思ってたりして・・・。
里香:
ほ~ら、二人きりでボート乗りたいってあんた顔に書いてあるわよ。
茜:
うるせぇ!
浩:
ここでみんなで記念写真も撮ったよね。
茜:
オレたちにとって家族写真は貴重だったよな。
健一:
ここで撮った写真はリビングのサイドボードにしばらく飾っていましたよね。
隊長:
そしたら、私が皆さんの写真撮りますよ!
茜:
おっ、サンキュー!
健一:
僕たちがこんな大人になったんだって、お父さんやお母さんに見せてあげたいくらいです。
隊長:
それじゃぁ撮りますよ!
ハイ、チーズ!
里香:
ありがとう、隊長さん。
茜:
どれどれ?
おっ、結構よく撮れてるじゃ~ん!
浩:
隊長さん、あとでLINE教えるから写真送ってよ!
隊長:
いいですよ!
茜:
次はどこに行くんだ?
隊長:
今日のロケ地巡りはここまでです。
だいぶ日が傾いてきましたから、これから宿に向かいます。
里香:
えっ!?
隊長さん、宿も予約してくれたの??
隊長:
もちろんですよ!
せっかく皆さんにお会いできたんですから。
できることなら何でもします!
健一:
なんか、迷惑ばかりかけてすみません。
隊長:
とんでもない!
楽しい時間を本当にありがとうございます。
浩:
どんな宿なのかな?
早く行こうよ!
隊長:
そうですね!
どんな宿かお楽しみに!
隊長:
お待たせしました!
宿に到着しましたよー!
健一:
ここに泊まれるなんて感激です!
茜:
おいおい、夢じゃないよな!
浩:
これって現実なんだよね!
里香:
隊長さん、本当にいいの!?
隊長:
もちろんです!
夢の世界ではありませんよ。
ここが今日私たちが泊まる旅館、「七味温泉ホテル 渓山亭」です。
チェックインをしてくるのでエントランスの前で待っていてください。
茜:
隊長さんったら、サイコーだぜ!
里香:
この旅館にもう一度泊まれるなんて、夢のようだわ。
浩:
お姉ちゃん、これは現実なんだよ。
僕たち、ここに泊まれるんだよ!
健一:
ちょっと浩、興奮しすぎですよ。
隊長:
みなさんお待たせしました。
チェックインを済ませたので、部屋に荷物を置いたらロビーに集まりましょう。
茜:
オッス!
隊長:
それじゃ、カギを渡しますね。
まず、茜ちゃん。
そして、健一くん。
里香:
あれ?
私のカギは??
浩:
僕もカギもらってないけど・・・。
健一:
ひょっとして、僕と浩が同じ部屋で・・・。
茜:
オレと里香が一緒ってことか!?
隊長:
もちろんです!
太陽学園にいた時みたいでいいでしょ?
里香:
ちょっ、あたし茜と一緒だったら死んだほうがましよ。
茜:
じゃあ、そうすれば?
浩:
まあまあ、仲良く仲良く(笑)
隊長:
茜ちゃんも里香ちゃんも同じ部屋で良かったじゃないですか(笑)!
里香:
隊長さんまで、なんでうれしそうなのよ!?
ってか、茜、部屋に入ったらあたしに一切話しかけてこないでよね!
茜:
誰がお前なんかに話しかけるか!
隊長:
じゃっ、またロビーでお会いしましょ~。
健一:
隊長さんは一人部屋なんですね。
隊長:
もちろん!!
茜・健一・里香・浩:
いいなぁ~。
第5話へ続く・・・