名古屋編
第4話

里香：
そうそう、特に翼と一平がはしゃいでバカみたいだったわよね。

茜：
走り回るわ、シーソーに飛び乗るわ・・・。

健一：
まるで小学生みたいでしたね（笑）

里香：
それに加えて、一平なんかはしゃぎすぎてあの後体調崩してたわよね。

茜：
まあ、オレは大人だからお母さんと世間話をしてたけどな。

里香：
あ～、そうだったわねぇ～。
井戸端会議のおばさんになる練習をね。

茜：
お前、さっきからくどいぞ！
オレはなぁー、将来は！

浩：
ねえ、やめようよ。
また隊長さん困っちゃってるよ。

隊長：
ま、まあ、この場所もお楽しみいただけたということでですね。
か、河川敷に行きましょうかぁ～。

茜：
おい、隊長さんの声、裏返ってるぞ。

健一：
茜たちが騒いでたからですよ。
ったく、迷惑にならないようにしてくださいよ！

茜：
そうそう、俺たち学校行く時に歩いてたよな。

里香：
そういえば、4人で一緒に朝歩いたのって、あのシーンくらいしかなかったわよね。

浩：
たしかに！
お姉ちゃんと茜は絶対一緒に学校行かなかったもんね。

里香：
ダイオキシンと一緒に登校なんかしたら、授業の時には脳みそまで汚染されてるわよ！

茜：
里香、ちょっとこっち来い！
そのガチガチの頭を川でふやかしてやる！

浩：
ちょっと、お姉ちゃんてば！
茜も戻ってきてよ～。

健一：
すみませんね、昔からあんな感じで・・・。

隊長：
いえいえ、ドラマで見ていたシーンが、まさか目の前で見られるなんて。
そろそろ次の場所行きたいんですが、茜ちゃんと里香ちゃんは・・・。

健一：
呼んできましょう。
ホントすいません、迷惑ばかりかけて・・・。

浩：
あの道路ってこんなところにあったんだ。

健一：
意外とロケ地って固まってるんですね。

隊長：
歩くと距離があるように感じますが、地図で見ると結構固まってるものなんです。

里香：
エリアごとに名前とか付けてるの？

隊長：
たいていは付けていますよ。
例えば、今いる所は「天白川エリア」とか。

茜：
そのまんまじゃん。

隊長：
そんな凝った名前は付けませんけどね。
さて、川沿いを少し歩きましょう。次のロケ地がありますよ。

里香：
もう垣根はなくなっちゃったのね。

健一：
やっぱり外から公園の中が見えると公園での犯罪防止にもなりますし、最近では垣根をなくす公園も多いですよ。

茜：
どうしたんだ、健一？急に専門家みたいなこと言いだして。

隊長：
健一くんの物知りは昔も今も変わりませんね。

浩：
さすがお兄ちゃん！

隊長：
健一くん、覚えていますか？
ここでお母さんに投げ飛ばされたのを。

健一：
あの時、本当に怖かったです。
「おらぁー！」って背負い投げをされましたからね。

茜：
ホント災難だったよな健一は。

隊長：
買い物がてら中も見ましょう。
一般のお客さんもいるので静かにお願いします。

浩：
意外と広くないんだね。

里香：
もう少し広いお店の感じがしたけど・・・。

健一：
確かに。
コンパクトにまとまってるって感じですね。

隊長：
パンや惣菜コーナーはこっちみたいですよ。

浩：
僕は唐揚げ弁当！

健一：
そしたら僕は幕の内弁当にします。

茜：
さぁ～て、オレはどれにしようかな？
あっ、カツ揚げサンドがあるじゃんか。
あとはカルピスとプリングルスと・・・。

里香：
私はせっかく名古屋に来たから、天むすでも食べようかしら？

隊長：
みなさん、買いたいものは決まりましたか？
せっかくですので天白川に戻って、そこで食べましょう！

茜・健一・里香・浩：
賛成！！



第5話へ続く・・・。