隊長:
天白川はいかがでしたか?
茜:
いや~、最高だったね!
この一言に尽きる!
健一:
まるで当時に戻ったみたいな懐かしい気分になりました。
里香:
河川敷の歩道は舗装されてたけど、風景は全然変わってなかったわね。
浩:
あの場所で4人そろうことってあんまりなかったよね?
隊長さんに連れてきてもらって本当によかったよ。
隊長:
私があの河川敷に来た時は、感動で涙が出そうなくらいでした。
ここでいろいろな出来事があったんだなって。
ドラマのセリフが真っ先に思い浮かびました。
里香:
それで、次に向かう場所はどこなの?
隊長:
へっへっへ、それはお楽しみで。
茜:
なんだよ隊長さんったら、オレの真似しちゃってさ。
健一:
やっぱりミステリーツアーなんですね。
次の場所も楽しみです!
隊長:
このパーキングに車を止めて、また歩いて行きますよ。
健一:
瑞穂運動場東?
里香:
駅から近いところにあるのね。
隊長:
駅近のロケ地って結構あるんですよ。
道路を渡って反対側に行きましょう。
浩:
隊長さんはロケ地巡りでもこうやって歩いてたの?
隊長:
私は自転車だけで移動したこともありますし、今回みたいに車を止めて歩いて行ったこともありますよ。
え~っと、あっここですね!
健一:
この公園がそうなんですか?
里香:
なんか来たことあるようなないような・・・?
隊長:
この公園はファイナルで黒田がいた場所です。
そこの椅子に黒田が座ってたんですよ。
茜:
それで黒田と翼がナイフを持って・・・。
浩:
茜が脇腹刺されてたのに病院抜け出して来たシーンあったよね?
茜:
そうそう、自転車に乗ってさ。
健一:
もしかして、そのシーンもこの近くなんじゃ?
隊長:
そうなんです。
向こうに階段があるので降りましょう。
隊長:
ちなみにこの階段は里香ちゃんが黒田を見つける前に上ってきてたんですよ。
浩:
隊長さんって、そういう細かいシーンまでよく覚えてるね!
茜:
よっ!われらが隊長!
隊長:
もう~、やめてくださいよ。
健一:
それにしても結構広い公園なんですね。
子どもたちもたくさん遊んでいますし。
隊長:
この森が、茜が自転車で通った道です。
この横の道路から見るとちょうどドラマと同じように見えるんです。
茜:
何なら自転車で走ってやろうか?
隊長さん、自転車ある?
隊長:
すみませんね~、あいにく・・・。
里香:
茜、自転車なんか持ってこられるわけないでしょー!
どこまで図々しいのよ!
茜:
冗談だよ。
オレは当時の話をしながらゆっくりロケ地をめぐる方がいいな。
浩:
昔の話をしながら歩くの、結構楽しいよね!
健一:
僕もです。
隊長さんの案内もゆっくり聞きたいですから。
隊長:
ありがとうございます。
公園はこのくらいにして、少し歩きましょう。
隊長:
ここがパート5で出てきた鼎小橋(かなえこばし)です。
この下を流れているのは山崎川です。
里香:
ここも撮影で来たわね~。
茜:
この橋で一平に「キスしてもいいか?」とか言われたけど、全然ムードってもんを考えてないんだよな、あいつは。
里香:
まあ、茜にはその程度の男がぴったりだったってわけね。
茜:
あんだと!?
お前はパート4で不良の一也と付き合ってたじゃねぇか。
里香:
一也くんは不良なんかじゃないわよ!
とってもいい人なんだからね!
浩:
隊長さん、ごめんね。
茜とお姉ちゃん、昔からこんな感じで・・・。
隊長:
いいんですよ、そんなに気にしてなくても。
まるでドラマのワンシーンを見ているみたいです。
健一:
川沿いの木は桜ですよね。
満開の時期はきっときれいですね。
隊長:
あと、川沿いの道はファイナルのエンディングで
茜ちゃんが歩いていましたね。
茜:
そうそう、みんなとのお別れがつらかったぜ。
でも、誰かさんは心の中でニコニコしてたんじゃないか?
里香:
あたしの方見てどうしてそんなこと言うのよ?
茜:
まあ、ちょっとな。
隊長:
さあ、みなさん次の場所へ行きますよ。
ここからグラウンドの間の道路を抜けて、下山町という場所に向かいます。
茜・健一・里香・浩:
はーい!
健一:
結構急な坂ですね。
里香:
表山の時みたいだわ。
茜:
オレはこのくらいの坂じゃめげないぞ。
オーッス!
隊長:
見えてきましたね。
左手の公園がパート5で出てきた下山公園です。
浩:
あの時と全然変わってない!
里香:
ほんとね!
あっちのブランコとか、こっちのベンチとか。
茜:
オレはここで夕方にオープニングも撮ったな。
隊長:
この下山公園はドラマの中で実名が出てきたんですよ。
あそこにある石碑も映ってましたね。
健一:
えっ?そうだったんですか?
隊長:
それがパート5 第41話のことなんです。
園長先生や茜が言ってましたね。
茜:
隊長さんはその公園名を聞いて、この場所がロケ地だとわかったわけか。
隊長:
いや、実は違うんです。
ドラマで映っていた公園からの風景をもとに探したんです。
浩:
風景?
隊長:
下山公園のシーンで遠くに野球場の照明が見えたんです。
もしかしたら瑞穂公園にある野球場のじゃないかなって思って。
健一:
それでこの公園を見つけたってわけですね。
隊長:
まあ、建物とかを目印にロケ地を見つける人って、結構いると思いますよ。
里香:
ロケ地ってそういう探し方もあるのね。
隊長:
あとはこの公園を出てちょっと歩いたところにもロケ地がありますよ。
茜:
うわ~、結構急な坂だな。
もしこの坂で、パート1の時みたいに自転車で疾走したら、完全にあの世からお迎えが来てるな。
隊長:
この坂は、健一くんが新聞配達のアルバイトをするシーンで登場しました。
里香:
そういえば、お兄ちゃんが起きられなくて茜や浩もアルバイトしてたわよね?
浩:
もう、あの時は朝早いロケで大変だったよ。
隊長:
新聞配達のシーンは特に朝早かったんだな~ってドラマを見てて思いましたね。
健一:
ロケの時は朝7時集合とかよくありましたもんね。
茜:
この坂で自転車押して上るの本当に大変だったな~。
隊長:
ロケ地巡りで自転車でこの場所に来ましたが、本当に坂が急で新聞配達のシーンみたいに上るのが大変でした。
茜:
あっ、そうだ。いいこと思いついた!
里香、お前今から栄に行って、でらチャリ借りてこい。
で、里香だけ移動は自転車な。
里香:
何であたしがそんなことしなくちゃならないのよ!
茜:
そうすればレンタカーの座席が1席分空くだろ?
その分オレのスペースが広くなるし。
里香:
ちょっと、何馬鹿なこと言ってるのよ!?
茜がそうすればいいでしょ!
体力に自信あるとかいつも言ってるんだったら!
隊長:
5人乗りの車しか借りられなくてごめんなさいね。
でも、みんなで一緒に移動した方が楽しいですよ。
また車で次の地点へ向かいますから駐車場に戻りましょう!
第6話へ続く・・・。