隊長:
みなさん、昨日はゆっくり眠れましたか?
健一:
ふっかふかのベッドで最高でした!
茜:
スマホで「ヤンキー特攻隊」のマンガ読んでたからちょっと眠い・・・。
里香:
あんたって相変わらずそういうマンガ好きね。
茜:
あの頃は本棚にマンガを結構置いたけど、今は電子書籍の時代だからな~。
浩:
それで、今日はどこのロケ地に行くの?
隊長:
今日はですねぇ~・・・。
やっぱり楽しみはとっておきましょう。
茜:
え~、そりゃないぜ~。
健一:
もったいぶらないで教えてくださいよ。
隊長:
じゃあ、ちょっとだけ・・・。
東区の「橦木町(しゅもくちょう)」に行きます。
茜・健一・里香・浩:
橦木町?
隊長:
お待たせしました!到着です!
浩:
ここって・・・。
里香:
懐かしいわ~。
茜:
東にじが丘小学校じゃんか!
隊長:
いかがですか?久しぶりに来た気持ちは?
茜:
気分サイコー!
健一:
当時と全然変わってないですね。
浩:
教室とかはセットだったけど、下駄箱のシーンを何回か中で撮影したよね?
茜:
そうそう。
パート1で里香が変なオヤジに付きまとわれてるって浩が言いに来る場面とかな。
隊長:
そして、小学校前の道路をまっすぐ行くと・・・、
浩:
公園だ!
隊長:
パート1と2でよく出てきた山吹谷公園に着くというわけです。
里香:
この道で私が変なオヤジに声かけられたのよね?
気持ち悪いったらありゃしない。
茜:
お前に声かけるようなモノ好きがよくいたもんだな。
里香:
ちょっと、それどういう意味よ?
隊長:
それで、ここをまっすぐ行くと、茜ちゃんが山村先生を追いかけた場所です。
茜:
いや~、あの時さ山村が変なオヤジかと思って蹴りまで入れちまったからな~。
隊長:
その時出てきたすべり台がこちらです。
健一:
山村先生みたいに駆け下りてみましょうか。
うわっ!結構急ですね。
浩:
僕もやってみよ。
おっとっとっと!
里香:
ちょっと二人とも~、こんなところでケガでもしたらどうすんのよ~。
茜:
お前なぁ、せっかく健一と浩がドラマと同じように体験してるのに雰囲気壊すようなことするな!
隊長:
私もロケ地巡りの時に駆け下りてみましたよ。
そしたらホントに急で山村先生みたいに転びそうになりました(笑)
里香:
そう言えば、パート2で私が美沙の髪を切ろうとしたシーンもこの公園だったような。
隊長:
そうです。すぐそこにありますよ。
茜:
おい、健一!浩!
何回やったら気が済むんだ?
里香:
そんなことしてると置いてくわよ。
浩:
ちょっと待ってよ~。
隊長:
ここですね、さっき里香ちゃんが言っていた場所は。
里香:
茜、何ならあんたの髪の毛切ってあげようか?
隊長さん、ハサミ用意!
隊長:
いやいや、ハサミなんて持ってませんよ(笑)
健一:
そんなこと言って里香だってロケ地でドラマの再現をしたいんじゃないですか?
里香:
まあ、そういうことにしておくわ。
茜:
ったく、オレの美しい髪を切ろうとするなんて。
浩:
そういえばお姉ちゃん、パート1の時この場所で拾ったごみをぶちまけてたよね?
茜:
お前、ここで結構ブラックなことするなぁ。
里香:
だって、先生の前でボランティアしなきゃ内申書に書いてもらえないでしょ。
茜:
まっ、慶政中学は残念だったけどな。
里香:
あんたがギャーギャーとニワトリみたいに家でうるさくするから勉強できなかったのよ!
茜:
ギャーギャーで結構じゃないか!
言っとくけどな、あの時お前もギャーギャーヒステリー起こしてたくせに。
隊長:
まあまあ二人とも・・・。
もう少し公園の周りを案内しますね。
隊長:
公園北側の十字路付近もドラマに出てきましたね。
里香:
この場所が?
隊長:
パート1の第8話で順平くんの自転車に茜ちゃんが二人乗りして、翔太さんのバイクとぶつかりそうになった場所です。
茜:
あの時は、自転車で登下校するときもあったよな~。
ホントはいけなかったんだけどな・・・。
健一:
茜の自転車のシーンは坂道の疾走やら、出合い頭の事故になりかけるやら、結構大変ですね・・・。
茜:
まあ、タフなオレだからできたことだけどな。
隊長:
それで、こちらが登下校で良太くんや茜ちゃんたちが歩いた場所。
少しだけですが出てきましたね。
浩:
当時のクラスメートが出てきそうだね。
健一:
僕もそんな気がします。
茜:
お前は野沢いずみが気になってんじゃないのか。
健一:
そっ、そんなことありませんよ。
茜:
あっ、赤くなってる。
へっへっへっ。
隊長:
最後に、こちらがパート1 第10話で茜ちゃんが浩くんの後を尾行した場所です。
里香:
同じ場所でも向きを変えて、色々なシーンを撮ってたってわけね。
健一:
この公園も僕たちにとっては思い出深い場所です。
茜:
ほんとに良太や順平たちがが出てきそうな気がするな。
隊長:
私もこの公園に来た時、皆さんが目の前に出てきそうな気がしました。
浩:
でも、こうして実際に一緒にいるんだよね。
隊長:
まだお会いして2日目なのに、一緒に楽しんでくださってうれしい限りです。
茜:
公園もぐるっと回ったし、次はどこ行くんだ?
隊長:
次は車で少しだけ走ったところにあるスーパーに行きます。
里香:
スーパー?
健一:
まあ、行ってみましょう。
茜:
マックスバリュ?
隊長:
このスーパーは放送当時、ナフコ代官店という名前でした。
里香:
名前が変わったのね。
隊長:
ナフコはロケ協力にもしっかり名前が登場したんです。
それがパート2 第35話のことです。
健一:
パート2でスーパー・・・。
何か出てきたような気がします。
隊長:
茜ちゃんが、山村先生をスーパーで見かける場面がありましたよね?
里香:
えーと・・・、確か山村先生が娘と買い物をしているのを茜が見て・・・
茜:
山村が交通事故で奥さんを亡くしたのを良太から聞くシーンだよな。
健一:
それで茜は自分を殴った山村先生を許してあげたっていう流れでしたね。
茜:
まあ、初めは許せなかったけど、オレの心の広さで許したってわけよ。
隊長:
やっぱり茜ちゃんは心が広いですね~。
健一:
でも、すぐ蹴りを入れてたじゃないですか?
茜:
言っとくけどな、何でもかんでも蹴ってた訳じゃないからな。
勘違いするなよ。
浩:
ねえ、この辺り見覚えある。
隊長:
おっ、浩くん思い出してきましたか?
里香:
もしかして、他のロケ地がこの辺りにあるの?
隊長:
このスーパーの横の通りがロケ地なんです。
パート1 第10話で浩くんが万引きをしたお店があった筒井町商店街です。
隊長:
お店は変わってしまいましたが、当時ここにあったおもちゃ屋で撮影が行われました。
茜:
オレと健一は万引きしたものを返しに浩と一緒に来たよな?
健一:
そうそう。
あの時、雨の中の撮影で大変でしたよ。
隊長:
品物をこっそり返した後、茜ちゃんたちが走っていた場所はこの位置から撮影してましたね。
茜:
オレって偉いよな~。
ちゃんと万引きしたことを謝ったもんな。
しかも土下座してさ。
浩:
ってか、こっそり返す方法を最初に考えたのって茜だよね?
里香:
ったく、そういうことには頭が働くんだから。
茜:
オレは勉強以外の時は常に頭が冴えてたからな。
里香:
能天気が何言ってんだか・・・。
茜:
うるせぇ。
隊長:
次も商店街をご案内します。
駐車場に戻りましょう。
茜:
ついに、あの商店街に行けるんだな!
隊長:
そろそろ到着しますよ。
次の場所も駐車場が近くにあるので、車を降りたらすぐロケ地に行けますよ。
里香:
高速道路の下をずっと走っていくのね。
浩:
やっぱり名古屋って変わらず交通量多いね。
健一:
これだけ交通量が多いと、運転に気を遣いませんか隊長さん。
隊長:
まあ、私の住んでる街よりは気を遣いますね。
あっ、お待たせしました!
円頓寺商店街に到着です!
茜:
隊長さん、この商店街違うよ。
オレ達がいたのはこういう屋根がある所じゃなくて・・・、
健一:
何言ってるんですか、茜。
この商店街もちゃんと出て来たじゃないですか。
里香:
あんた、もしかして記憶喪失にでもなった?
茜:
うっせーなぁ!
浩:
ほら、パート1で少し出てきたじゃん。
里香:
ここがロケ地じゃないと思ってるのこの中で茜だけみたいね。
隊長:
まあ、茜ちゃんはこの場所でのシーンがありませんでしたからね。
茜:
オレは記憶喪失なんかじゃないからな。
隊長:
ここは、春子さんが大介さんと歩いたり、浩くんが万引きをするシーンもありました。
茜:
お前、ここでも万引きしてたのか!
ったく、どうしようもねぇヤツだな!
隊長:
ご紹介をしますと、このお店は春子さんが浩くんを連れて万引きの謝罪に行った場所です。
当時と変わらず営業中です。
健一:
当時のお店が残っていると、なんだか安心しますね。
隊長:
そして、ここが万引きした浩くんが走って逃げた道です。
里香:
春子さんが追いかけたけど、もう浩が逃げた後だったのよね。
茜:
浩、お前ってホントに趣味みたいに万引きしてたよな?
浩:
趣味じゃないってば!
茜:
机にいっぱい隠してたよな?万引きしたもの。
浩:
まあ、そんなこともあったけど・・・。
健一:
当時の行いをこの商店街で反省しなさい浩は!
隊長:
まあまあ、昔のことですから、そんなに言わなくても・・・。
茜:
早く次の場所も行きたいぜ~。
隊長:
そしたら出発しましょう。次は頻出のロケ地ですよ!
第9話に続く・・・