隊長:
お待たせしました!志賀公園に到着でーす!
茜:
うわぁ、メッチャ懐かしい!
浩:
この公園での撮影ってホントに多かったもんね。
里香:
まるで当時に戻れるような気分だわ。
隊長:
一度公園の中に入りましょう。
茜:
なんだかワクワクしてきた。
浩:
この公園の色々な場所で撮影したよね。
隊長:
この池の向こうに見える橋はよく待ち合わせで使われてましたね。
茜:
そうそう、翼やシンシアがいたよな~。
里香:
ねえ、橋に行ってみましょうよ!
茜:
この感じ、当時と全然変わらないな。
健一:
きっと、僕たちだけじゃなくて、色々な人がこの志賀公園が思い出に残っているはずですよ。
茜:
何てったって、パート3と4ではかなり出てきた公園だからな。
里香:
こうやって橋から見る風景も懐かしいわ。
茜:
4人で一緒に立つなんてドラマじゃなかったよな。
隊長:
次は公園の北側の道路を案内しますね。
こっちです。ついてきてください。
茜:
撮影の時は暑い日が多かったよな。
里香:
雨が降ったときはみんなで傘さしあいながらやってたわよね。
隊長:
そういえば、この公衆電話、茜ちゃんが使ってましたよね?
茜:
そういえばそうだったな。
え~と、パート3でシンシアを泣かせた翼に公園に早く来いって呼び出した時だよな。
浩:
公衆電話が少なくなってきてるのに残っててよかったよ。
健一:
思い出の場所の風景がずっと変わらないのが、僕たちにとっては一番なんですけどね。
隊長:
ちょっと言いにくいんですが、次に行く場所は風景が当時と変わってしまいまして・・・。
茜:
あっ、この場所って確かオレとお父さんがベンチで話してたシーンの場所だよな。
里香:
老朽化のため立ち入り禁止・・・。
健一:
年月が経つと変わってしまう場所があるのは仕方のないことですね。
隊長:
いずれこの場所が完全になくなってしまうと思うと、なんだか悲しい気持ちになりますね。
浩:
やっぱり、時間の流れには逆らえないんだね・・・。
茜:
おいみんな、そんな暗い顔すんなよ。
もっと元気に行こうぜ!
浩:
そうだね!
隊長さん、この公園は他にも案内してくれる場所があるんだよね?
隊長:
もちろんです!
次は公園の東側に行ってみましょう!
隊長:
この広場も何回か出てきましたね。
例えば、パート3で茜ちゃんが具合の悪くなったおじいちゃんを助ける場面です。
里香:
あの時、茜って救急車に乗って病院行ったのよね?
茜:
それでさ、撮影で使った救急車が動かなくトラブルがあったんだよな。
浩:
え!?
健一:
そんなことあったんですか!?
茜:
どうにもこうにもなかなか動かなくてさ、まあ何とか動いたからよかったんだけどな。
里香:
あの時は本当に暑かったわよね。
車も暑くてバテちゃったのかもね。
隊長:
その救急車が公園を出たのがこの場所です。
隊長:
そして、左折して公園の南側の道路を走っていったと言うわけです。
健一:
翼くんが救急車を猛ダッシュで追いかけてましたよね?
浩:
茜が救急車で運ばれたと思ってたからね。
隊長:
ダッシュしたと言えば、パート4では茜ちゃんがパトカーを追いかけてましたよね?
茜:
そうそう、黒木が警察に捕まったと思って追いかけるシーンだろ?
隊長:
せっかくなのでそのロケ地にも行ってみましょうか!
茜・健一・里香・浩:
賛成!
健一:
さっきの志賀公園からそう遠くはない場所ですね。
隊長:
スタートは東志賀公園の横で、まずはこの先の交差点を曲がります。
茜:
今日みたいに暑い日に走った記憶があるな。
隊長:
ドラマでは左に曲がってましたが、実際のロケ地に行くには右に曲がるんですよ。
健一:
道順が現実とドラマで違うのって、あるあるですね。
隊長:
次に出てくるのがこの場所です。
浩:
長喜町1丁目か・・・。
隊長:
実はドラマと同じように走ると、さっきの公園に戻ってしまうんですよ。
茜:
ロケ地に行った人じゃないと、そういうことは分からないよな。
隊長:
そして、団地の間にある歩道橋。から道路を見下ろすと、パトカーが警察署に入る直前の道路がドラマと同じように見えるんです。
里香:
せっかくだから上から見てみましょうよ。
茜:
そうそう、こんな感じだったよな。
浩:
よくこんな所見つけられたよね。
隊長:
茜ちゃんが走った向きが実際と違うのには戸惑いましたが、交差点名が映っていた場面だったので探すのは難しくありませんでしたね。
健一:
そうすると、警察署はこの辺りってことですね。
茜:
ドラマでは「練馬北警察署」だったな。
隊長:
その場所ですが・・・。
里香:
どうかしたの?
隊長:
この場所なんです。
隊長:
今は別の建物になってしまったんですよ。
浩:
そうだったんだ・・・。
茜:
隊長さん、風景が変わっていても気にすることないよ。
健一:
そうですよ、隊長さん。
茜:
むしろ、連れて来てくれてありがとな。
浩:
なんか、だんだんお腹空いてきたな~。
茜:
お前、ホテルの朝食バイキングであんなに食べたのにもうお腹すいたのか?
浩:
空いちゃったものは空いちゃったんだから、しょうがないじゃん!
隊長:
そしたらお昼ご飯にしましょうか。
健一:
さっきこっちに歩いてくるときに途中で丸亀製麺があったのでそこにしませんか?
茜:
おっ、うどんか。
渋くていいねぇ~。
里香:
じゃあ、そこに決まりね!
浩:
よし!行こう!!
茜:
あ~、食った食ったぁー!
健一:
茜、そのオヤジくさいの何とかなりませんか?
茜:
いいじゃんか別に。
隊長:
ドラマの中でも時々やってましたね。
茜:
で、次はどこへ行くんだ?
隊長:
まあ、着いてきてください!
浩:
光音寺?
隊長:
そうです。
名古屋市北区光音寺町。
先ほどの志賀公園以降はずっと北区内を移動してるんです。
茜:
北区なんかに、来たくねぇ~。
なーんちゃって!
里香:
うわっ、なんか寒気してきたっ。
隊長:
ここだここだ。
到着しましたよ~。
健一:
なんだか少し寂しい感じがしますね。
隊長:
この公園は光音寺公園と言って、パート3で一平くんの弟・和也君と茜ちゃんが遊んでいた公園です。
茜:
なんだか当時とずいぶん感じが違うな。
隊長:
あの時は公園の中に小川が流れていましたよね?
でも今はそれもなくなってしまいました。
浩:
でも、ここが実際のロケ地なんだよね?
隊長:
そうなんです。
私も初めて来た時は変わり具合にびっくりしましたよ。
茜:
ここでもいろんなことがあったよなぁ。
隊長:
茜ちゃんと和也君が遊んでいたのは向こうの方ですから行ってみましょう。
里香:
そうね、行ってみましょう。
茜:
この辺りでオレと和也が?
隊長:
サッカーやってましたよね。
茜:
和也・・・、今頃どうしてるかな・・・。
健一:
和也くんは茜のことを本当のお姉さんみたいに思ってましたからね。
浩:
茜~、茜~って、いつも待ってたよね。
茜:
・・・・・・。
隊長:
あとは公園の西側にあるこの歩道橋。
1回だけですが登場しました。
里香:
ここも茜と和也君が?
隊長:
コンビニに買い物に行く前に上っていた場所です。
茜:
和也・・・。
呼んだら出てくんじゃないのか・・・。
なぁ・・・、そうだろ・・・。
健一:
茜・・・。
里香:
公園によほど思い出があるのね・・・。
隊長:
・・・・・・。
茜:
和也・・・、なぁ和也・・・。
オレ、久しぶりに公園に来たよ・・・。
そしたら、お前の顔が浮かんできて・・・。
浩:
・・・・・・。
茜:
あの時、ごめんな・・・。
気やすく呼ぶなとか、一人で遊べとか言ったりして・・・。
隊長:
茜ちゃん・・・。
里香:
・・・・・・。
茜:
隊長さん、さっきはごめんな。
隊長:
それだけ光音寺公園が思い出の場所だったってことですね。
里香:
ったく、顔に似合わないようなことしないでよね~。
茜:
顔に似合わないとは何だ?
健一:
それにしても隊長さん、カーナビを見てると南の方に行ってますけど・・・。
隊長:
ええ、黒川から高速道路に乗ろうと思いまして。
里香:
高速道路!?
浩:
そんな遠くに行くの?
隊長:
大府市に向かいます。
一般道より高速に乗ったほうが少しだけですが早いですから。
茜:
名古屋市内から出るってことだな。
ということは・・・。
隊長:
もしかしたら茜ちゃんが思っていること、当たっているかもしれません。
茜:
よぉーし、隊長さん。
もっとスピード出せ出せー!
健一:
ダメですよ、茜!
隊長さんは常に安全運転なんですから。
里香:
交通事故にでもなったらどうするの!?
浩:
そうだよ!だって僕たちの・・・。
健一:
浩、その話はやめましょう。
せっかくの楽しい時間なんですから。
茜:
交通事故・・・、か・・・。
第10話に続く・・・